■ 2004年8月22日(日)
    ++ 福山→今治→道後温泉郷   

 

とりあえずモイワイの助けを借りて生還できたので、ちょくちょく日記を更新していこう。さすがにテンション下がり気味・・

AM6:00 目が覚める。昨日の海沿いの公園は地元の逢引スポットだったらしい。午前二時半とかでも平気で花火やってやがったし、車の出入りが頻繁にあった。とりあえず
寝てる人をハイビームで起こすのはやめてくれ
多分、実質睡眠時間は一時間半ぐらいだろう。下が固かったせいか、体力の回復なんか皆無だ。感覚的にはbox睡眠に近い。

さっさと原チャを出して、一路しまなみ海道へ。国道二号から高速道路へ向かう途中、非常に嫌な標識を目にする
制限速度70
無茶ゆーな、こっちはマックス60kしかでないんだ。誠意をみせて時速60kで走る(原付の法定速度は30k)とさらに嫌な注意書きがを目に入る

125cc以下、二人乗りはこの先入れません


・・・・そうだな。125cc以下の二人乗りで高速入ろうなんてタチが悪いよな。いくら、しまなみ海道が原チャOKだからってな、ハハハ←すでに冷や汗
おかしいいくらなんでも周りに原チャを一台も見かけないのはおかしいていうか、そもそも原チャOKの高速道路という存在がおかしい気がする。まあいい、料金所で聞きゃいいや。

料金所に人がいません!!


ああ、もう、どーにでもなれ。ここまできたら 突撃あるのみ!!
はい、脇で車がビュンビュン100キロ以上で走っていくのは死ぬほど怖いです。どっからどーみても普通の高速道路で、原チャが走るスペースなんてありません。心を落ち着けるためパーキングエリアで一休み。すると黄色いピーポーの道路公団警備団とかいう車からもの凄い形相のおっちゃんが降りてきます

「あんた、何で、原付で高速走っとるんじゃー!!」


俺「でも、しまなみ海道は原付走れるって・・」

「それは側道じゃー!!」


ゴメン。俺もやっぱりダメなんじゃないかとうすうす思ってた。
俺の見た標識は125cc以下

人乗り通行禁止ではなく125cc以下

二人乗りも通行禁止らしい。いや、わかってたんだけどね
結局、ナンバー、住所、名前、電話番号から全て書かされて、わき道からおろしてもらう。
瀬戸内海の島々の国道を原チャで走りながら、島と島にかかる橋は、しまなみ海道の側道を使う。これが正しいめぐり方。
しかし瀬戸内海はいいね。気候が温暖で、景色も穏やかで。できることならまた行ってみたい。

AM10:00ついに念願の四国、今治に到着。今治は日本のタオル生産の65%をしめるタオル王国らしい。今治のアーケードを歩き(特にタオルが安いことはなかった)、地図を購入。 実は俺が持っていた地図、中国地方は岡山まで、四国は香川しかのってなかった。喫茶店で地図を見ながらルートを決める。四国を時計と反対周りにめぐろう。

今治市内を適当に観光してるうちに猛烈な睡魔が・・今治の健康ランドに入り五時間睡眠起きたら、もう、空が暗い。とりあえず松山の道後温泉郷まで夜のうちにいっとくことにする。松山までいく国道は二つ、険しい山際のルートと楽そうな海沿いのルート。まあ山いくっしょ。
今治を抜け、朝倉村というとこでセルフのガソリンスタンドに入る。俺の原付は原付の中でも最低の安さ。コストを抑えるために、塗装を一回しかしてないし、小物いれもついてない、そして何より

ガソリンメーターが無い(泣)


ガソリン残量が一リットルをきると、突然赤いランプがピョコとつく。まあ都市部ならそのランプがついてからスタンドを探しても余裕で耐えるが、田舎の山間部とかは大体 手遅れ 
かつて、和歌山の山奥で夜中に詰んだときは知らない民家の扉をたたいて、ガソリンわけてもらいました
つーわけで、山に入るときはガソリンは死活問題。聞いたことのないっスタンドだったが、とりあえず千円札を入れて給油。2リットルだからまあ200円くらいか、これなら給油しなくても大丈夫だったな。
・・・つり銭が出てこねえ
あわてて注意書きを読むと
「本ガソリンスタンドではつり銭がでません。かわりに本スタンドのみで使えるポイントカードが発行されます」

いいから俺の800円返せよう
GPRとかいう、聞いたことのないスタンドの800ポイント分のカードをうけとり、泣く泣く山越え。悲しいときはやっぱり

超兄貴


大声で歌って、悲しい気分を吹き飛ばしてやる
「住所不定無職の、兄貴と私♪二人組の男が押し入り、兄貴と私♪」←注:歌詞です
道後にたどりついた時にはPM10:00。早速ちょうどいい寝床を発見。今度は

ダム

だ 。
例によってアスファルトの上だが、今度は屋根がついてるぞ!

No.9


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