■ 2005年2月17日(木)
++ 「すい〜とし〜ずん」プレイ日記1
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将棋、それは競技人口900万とも1000万ともいわれる、日本の伝統遊戯。確率の要素を排除したゲーム性はお互いの知性とプライドを賭けた真剣勝負。対局後には必ず勝者と敗者に別れ、弱者のセンチメンタリズムなど存在しない(某クマー参照)甘美で残酷なこの世界、そうそれはまさに、頭脳の格闘技であるッ! ただ、高雅で洗練され、エキサイティングなこのゲームにも一つ致命的な欠点があった。それは
女に全くモテナイ!!
非常にレベルの高い白熱した試合が行われていても、はたから見ると平和そのもの。スポーツや格闘技と比べて、わかりづらい。加えて女性の競技人口が非常に少なく(男女比20対1もいかないだろう) ?な女流をつかまえて「美人女流棋士」と呼んでいる様は、必死に自己暗示をかけているようで滑稽を通り越して哀れだ。
「愛などいらぬ!」と修羅の道を邁進する、そんな一人世紀末的状況に追い込まれた将棋指しにもたらされた一筋の光。それがこのすい〜とし〜ずんだ!!
以下マニュアルから あらすじ
将棋部の1年生である朝宮佳紀は、犬の散歩をしている女の子にであう。違う学園の女の子、しかも自分と同じく将棋をやっているらしい。その少女、神宮司歩未のことが、佳紀はなんだか非常に気になってしまう。いつもより早くなっているように思える動悸とほのかな緊張。最初こそうまくアプローチできないものの、佳紀は歩未と親しくなっていく。歩未の態度からすると、彼女も佳紀に少なからず 好意を持っているらしいのだが…実際どうなのだろう? 果たして佳紀は、このまま歩未と付き合うことが出来るのか?というか歩未はちゃんと佳紀のことを男性と認識してくれているのだろうか!?恋の道は楽しいけれど、けっこうツラくて険しい…。
・・・・つまり、まあ将棋と恋愛シュミレーションという異色のコラボだ。うん・・。マニュアルからコピペしてるだけなのに精神的にけっこうツラくて険しい…のは何故だろう・・・
いやいや、気を取り直して俺は「すい〜とし〜ずん」を始めるぜ。女に関しては灰色だった、俺の高校時代をやり直すのだ!!
舞台は7月、高校に入って部活に将棋を選んでしまった佳紀の夏休みの最初の日から始まる。将棋部の練習のため朝早く家を出た佳紀は公園で将棋部の部長である先輩、嘉禄眞二(美形)に出会う。 眞二「朝から随分と熱い視線を送ってくれるんだな。君は。」 眞二「言いたいことがあるならはっきりと言ったらどうだ?」
そこで最初の選択肢 1部長のことが好きですから 2部長のこと愛してますから 3・・・・・・・・
違う!俺がやり直したいのはこんな青春じゃないッ!!
部長への求愛をかわして、ヒロインの神宮司歩未と出会う主人公。サクッと恋におちた模様です。ちなみに神宮司歩未は超天然ながら女流育成会二級相当の腕前のお嬢さま。将棋は俺より強そうなので、敬意の念を表して歩未を攻略することにする。
ちなみに主人公が通う高校の将棋部は夏休みも活動しているようで非常に真面目です。特に盤駒を磨く当番なども決まっており、盤駒磨いてる風景をみたことがない上に、FAQが「王将ボンバー!!」などと谷口あたりに駒をぶつけているどこかの将棋部とは大違いです。
毎朝歩未に会うために公園にいく佳紀。何回か会ううちに仲良くなり、歩未とその友達の佑奈を学園の将棋部につれていきます。対局することで歩未の強さを思い知る佳紀。頑張って強くなろうと決意します。 これだけ読むとごく普通の学園物ですが、こいつらはけっこうタダモノではありません。まず佳紀の方ですが家では母親から「王子」などと呼ばれており、佳紀の方もそれをあたり前としている様子の重度のマザコンです。
一方歩未の方はと言うと
以下歩未と佳紀が公園で会ってる時の一コマ
詰め将棋に熱中する佳紀(公園でそんなものやるなって・・) それに気付き、佳紀のほうに一歩踏み出す歩未。あ、そこには犬のフンが。 ・・・テレ笑いする歩未
と、ここまではまあ普通のドジっ娘でいいとしよう。
佳紀の靴をじーっと眺める歩未。 歩未「換えて」 佳紀「うんわかった。換えようか」 即答して靴を渡し。裸足で家に帰る佳紀。 こいつら、おかしくないか?
部活動後、今日は都合があってこれなかった佑奈にケータイで連絡をいれる歩未
「あれ、つながらない」と驚く歩未。 「電波の届かないとこにいるんじゃ・・」と至極まっとうな意見を述べる佳紀。 歩未「・・・・・・」 歩未の無言の圧力に負け、ケータイが繋がらないだけで始まる佑奈大捜索。(注:佑奈は高校一年生です) そしてそれに借り出され、町内をくまなく探せとの命を受ける、名も無き将棋部員たち 結局、神社の前で一般部員に発見される佑奈(帰る途中だったらしい)
なあ、こいつら、おかしくないか?
そんなこんなで大会にむけて夏休みは過ぎていきます。日記2に続く
No.26
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