■ 2005年6月24日(金)
++ まだまだ一日目
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一日目がついにパート3を迎えてしまった
終点のファランポーン駅に到着。バンコクからタイの北部の地方都市へ行くときに使う鉄道はこれだけなので、かなり混んでいる。彼はまだ現地通貨をほとんど持っていないので、駅で両替していたが、空港のレートより断然高い。空港の手数料がぼりすぎというのもあるが円が評価されているアジアの国ではこういうことがざらにあるらしい。
彼の両替を待つ間、喉がかわいたので売店へお茶を買いに行く。green teaと書かれた緑茶のペットを見つけたので購入
20バーツ(60円)
モイ「へー、タイにも緑茶のペットなんてあるんだ。こんなの日本だけだと思ってたよ」 俺「まーでもこれで旅の間に飲むものには困らなそうだな。この暑さじゃ脱水症状怖いしな」
フタをあけて、喉に注ぎ込む・・・
ブーッ!!↑吐き出す音
何だこれは?甘すぎる!!生茶に角砂糖を20個ぐらいぶち込んだよーな甘さの味だ。
緑茶に砂糖を平気でいれるセンスは一体何だ!?とても飲めたもんじゃない。
ラベルをよくみると、ひらがなで
り ょ く ち ゃ
と隅っこのほうに書いてあった*1。ええい、日本語は右から左に読まぬし、断じてこんなものは緑茶と認めぬ!!よくもこの海原雄山にこのような緑茶を飲ませたな!!
タイ緑茶とたわわむれてるうちに同志社の彼の両替が終わり、この先の予定をモイと相談。彼はムエタイを見たいらしく、彼の行くカオサンロード(バンコクにいるバックパッカーのための世界的に有名な安宿街)
近辺に6時に待ち合わせ、出会えたら一緒にムエタイ行くことを約束(ただ今四時半)我々はファランポーン駅から歩いていけるチャイナタウンの宿へチェックインすることに。
ところで突然だが世の人の方向音痴にはレベルがあると思う
H1 初めての土地でも土地勘がある人と同レベルで歩ける、電波でも受信してんじゃないのというほど優れた方向感覚
H2 初めての土地でも大体の方角はわかるし、道も大体一発で覚える。地図があれば絶対に迷わない。
H3 初めての場所はさすがに方角はわからない、だけど地図があれば迷いながらもなんとか目的地にいける(一般人)
H4 初めての場所どころか、ある程度見知った土地でも方角がわからない。当然道も覚えない、地図があっても迷う。(四条烏丸の雀荘からボックスまでチャリで一時間半かかるD坊レベル)
H5 初めての場所どころか、ある程度見知った土地でも方角がわからない、わからないならまだいいが、変な憶え方をする。その変な憶え方を生かし独自の理論で新たな道を構築。 地図など、自分の理論の参考程度にすぎず、北にいきたくても平気で南へ驀進。自分の道は自分で切り開く!!
こんなネタふりするのは俺が当然のH5の能力者だから*2。そんなやついねーよと思う人は俺と一緒に旅するが良い、方向音痴とはネタではなくて本当に実在するということを教えてあげよう*3。
原チャで旅なんかしてるから方向感覚がいいように思われるかもしれないが、目的地をきめてないから、着いたところが目的地になるだけ。実際はマジで迷いまくり。
、、、、で駅を出て地図を見ながら迷走する俺達。基本的にモイより俺の方が押しが強いため意見が通る、通る。そして目的地から離れる、離れる。
途中で俺に任せてたら永遠に目的地にたどりつけんと気付いたモイ(H2)が地図を握ってからは、ようやく実際の風景が地図に合致するようになり、六時を過ぎてようやくホテルにチェックイン。
ホテル・ホワイトオーキッドは一階が様ざまな店が入っており、フロントは二階。たどたどしい英語で「I want to check in」を繰り返し
部屋の鍵をゲット。1002だから一階の二号室か。って待てって、一階に客室なんてあったっけ?
1階のマッサージ室やらサロンやらビリヤード場やらを彷徨いながら部屋を探す俺達。全然みつからねー。
ええい、このサービスの悪いホテルは何だ!満足に部屋も用意できないのか!?
心は怒りに燃えながらも、英語でなんて言えばいいかわからないのでとりあえず
「Where to go ? What,s shall I do ?」と雨に濡れた捨て犬のような悲しい顔でキレてみる。 ・ ・ ・ ・ ・ うん、10階だった。
10階の02号室は窓がないという牢獄仕様だが、部屋の広さはまずまず、テレビもエアコンもあってなかなか快適。
同志社の彼との待ち合わせの時間には到底間に合わないので、とりあえず飯屋を探してみる。二人でガイドブックを探していると「タイスキ」という
タイ風スキヤキの店を発見、しかもこのホテルの近く。
文化の違いというのはささいな事で感じるもんだ。・・・店に入っても席に案内してもらえない。
かといってズカズカと勝手に入って座るのも何か気が引ける。
モイ「よし、旅指しタイ会話でこんな時何ていうか確認しよう!」
確認、確認
俺「こんなのしか無いんだけど・・・」
俺がゆび指したのは 「ヘウカーオ」(お腹すいた) いかにも頭のたらなそうな子供が口をあけて、よだれをたらしてる絵だった。
モイ「なんか違く無いか?ヘウカーオは」 俺「ヘウカーオしか見付かんねーんだから仕方ないだろ。」
店の前で可哀そうな外人二人が「お腹空いた」「お腹空いた」などと繰り返すのを見て、みかねた店の人が席まで案内してくれた*5(本来は勝手に席を見つけて座るものらしい)
タイ風スキヤキは想像以上にうまく(特に野菜が新鮮で安い安い)しかも二人でわずか300バーツぐらい(1000円)という安さ。
帰りは付近に怪しい夜市場がたっていたので冷やかしながらホテルまで帰る*6。正直面白そーなものもあったが価格は基本的に交渉制なので、タイ語のできない我々には荷が重かった。
ホテルに着いた我々はテレビを見ながら就寝、言葉はわからないがノリはわかるので結構面白い。
テレビというものがいかにノンバーバルコミュニケーションかわかる・・・・zzzzzzzzz
*モイから見たタイ旅行・注釈*
*1 日本語がいかにむずかしいかわかりますね *2 H10ぐらいだと思います *3 同行してるほうはたまったもんじゃないです。妙に自信があるのが致命的。どっからその自信がわいてくるんだ。そんだけ自覚してるんなら黙って地図を渡せ *4 やつは地図のいったい何を見ているのか、果てしなく不思議である *5 親切なウェイトレスさんでした。ヘウカーオと連呼している姿は今考えると相当にあわれだ *6 コンビニでは物を買えた。ファミマとセブンイレブンにお世話になる *7 一日目でこのボリューム *8 しかし半田よく覚えてるねー。僕はだいぶ記憶がぼやけてる *9 冒頭の彼の名前もきれいさっぱり忘れています
No.49
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